科学的風景印の世界

 科学の世界は切手だけではありません。実は消印にもあるのです。例えば日本の科学切手Part1で「原子炉完成」の切手と一緒にお見せしたのは日本初の原子炉JRR-1の風景印です。 今回はその風景印の中の「科学」を紹介します。

風景印とは? ・・・・・こんなもんです。  楽しみ方は、可周久さんの「印カツ!風景印探訪カツドウ」をご覧あれ〜

四次元怪獣じゃないよ
 消印の左にひっそり2つの三枚羽の風車があります。この風車は風力発電用の風車です。風力発電は日本にはまだ数は多くありませんが、風景印のデザインには幾つか採用されています。

 この消印は普通の風景印と違って丸くありません。こういう物は変形印と呼ばれ人気があります。ちなみにこの形はテトラポットを模しています。決して四次元怪獣ではありません

 その他の科学的施設 in 風景印はこちらです。

Rocket Dive
 種子島の宇宙センター基地。ロケット発射で一目瞭然!打ち上げの瞬間をとらえたデザインが格好いいっす。
 ロケットはデザイン的にも見栄えが良いので、結構風景印に採用されています。

ロケット編はこちらです。
北里柴三郎
 破傷風菌の純粋培養法の確立と血清療法の発見などで有名な北里柴三郎。 細菌学の世界的権威コッホを師と仰ぐ。 日本での細菌学の開祖的存在で、生誕の地熊本でもその偉業を称えるように風景印にデザインされています。

やっと出たやっと出た待ちに待ってたやっと出た

 このように科学者がデザインされている風景印は少ない。(その殆どは医者関連) 物理学者や化学者は不人気なのは私的にはちと残念ですが。 科学者編update作ってみました ブームに乗って(二回目だけど)新人さん参戦
♪OKOK七つの海はぁー
 最後のフロンティアは宇宙だけじゃない。深海もまた光すら届かない未知の世界。そんな所にはこれー(ドラえもん風に読んでね)しんかい6500」!全長9.5m、重さ25.8トン、乗員3人で6500mの深海(何と6500気圧)へ。海上には支援母船よこすかも待機中!
 ちなみに日本科学未来館5階には、原寸模型が置いてありコックピットにも入れるそうなので、お試しを三菱みなとみらい技術館の海ゾーンでも分解展示され次世代潜水調査船のシミュレーションも体感できるそうです。(2015.3.1〜)切手にもなりました
♪骨ホネロック
 世界的には流行っている「恐竜・古生物切手」ですが、日本にはあまりありません。その代わり風景印には良く出てくるんですね。 その一つがコレ。
私などはどうも恐竜の名前は良く判らないので、ツッコミを入れようにも弱ってしまいますが、こいつはご親切に「デスモスチルス(哺乳類だそうで、恐竜ではありません)と書いてあります。詳しい解説は足寄動物化石博物館のホームページにあるのでそちらにお任せします。
 なんとか化石・古生物編作ってみました。カブトガニ風景印追加
科学の本 科学の本クローズアップ
 こんなところに科学! 本屋の街、神田小川町の風景印です。 よくよく見れば本の山の中に・・・。あまりに小さくて気付きませんでした。

 化学切手同好会の新井様に教えていただきました。ありがとうございます。

 この他にもこんなのがあるぞっという情報がございましたら、お知らせください。<(_ _)>

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