メンデレーエフ・メモ付き

Md メンデレビウム(Mendelevium)

     原子番号:101 原子量:258.10(最長寿命核種)

 昔は悪ガキでも・・・

 この元素もまたシーボーグらによりサイクロトロンを使って1955年に合成(?)された。 ここら辺の元素(超フェルミウム元素)になると、寿命も短く、極微量しか作れないので物性を調べるのも大変である。(ご苦労さまっす (-_-))
 でもって元素名の方は、知ってる人は知ってるけど普通の人は全く知らない科学者メンデレーエフに敬意を表して名付けられた。 (ここら辺は人名にちなんだ元素名が多い。原子番号99〜109までに何と9個も!) さて、ではそのメンデレーエフなる御仁いかなる方かというと・・・
予言周期表
 元素の性質の規則性から一覧表(周期表:切手シート背景は最初の周期表)を作ったのがそのメンデレーエフ(Dmitri Ivanovich Mendeleev, 1834-1907)その人である。
 この周期表は、見れば知らない元素でもその性質が判ってしまうというすぐれもの。 メンデレーエフもこの表で当時発見されていなかった元素とその性質をピタリと予言して人々を驚かせた。
(エカアルミニウム→ガリウム、エカホウ素→スカンジウム、エカケイ素→ゲルマニウム
メンデレーエフ・メモ付き
 こんな大科学者メンデレーエフも子供(14人兄弟!の末っ子)の頃は勉強が大嫌いでギムナジウム(小学校みたいなもの)卒業の日に友達と一緒にラテン語の教科書を焼いてしまったという逸話もある。 しかし母の死後、すっかり改心し猛勉強をして歴史に名を残す研究者になったそうな。 めでたしめでたし。  (でも大人になっても変わった人だったそうな)
 それでも業績は立派なモノだからロシアでは英雄扱いで、しばしば切手の題材になっています。世界で初めて元素記号をあしらった切手でも登場

追記:メンデレーフの周期律提案から150年という事で、2019年は国連のユネスコが定めた国際周期表年となっております。



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