JNicolaus Copernicus

Cn コペルニシウム(Copernicium)

     原子番号:112

 5世紀前からの新人 Cn

 2009年にIUPAC(国際純正・応用化学連合)により新元素と認定され、著名な天文学者コペルニクス(1473-1543)にちなんで、2010年の彼の誕生日の2月9日に、コペルニシウムと命名された。元素記号はCpと間違えそうだが、何故だかCn

 これは第一発見者のドイツのGSI(重イオン研究所)からの提案で「人類の世界観を変えた傑出した学者に敬意を表したい」という事らしいが、今までで元素に付けられた人名は元素化学・核物理に関わる物(ノーベリウムは発見をしたノーベル物理学研究所にちなんでという意味合いもあるので例外)なのに、何故天文学者なのかは今一謎である。

 ちなみにこの名前が付く前は「ウンウンビウム」というトイレで踏ん張っているような仮の名前でしたが、これは112番目の元素という意味合いでした。なお、113番元素は日本の理化学研究所で発見されており、今からどんな名前になるか楽しみである。(候補はジャパニウム、リケニウムという意見もあるそうな)日本語に拘ってニホニウムNhになりました!


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