「実は、今の宇宙服も基本的には
   アポロ時代の物と同じなんです」

え!?
2000年代
1970年代

 あら、びっくりそうなんですか。改善された点も多々ありますが、次のような事が困るそうです。

1. やたらと重い
 宇宙空間では無重力だし、月だと地球の六分の一の重力だからまだ良い。 でも火星だと38%の重力なので、地球より随分マシとはいえその重さは厳しすぎる。 ましてや、地球型の惑星探査となると、重力も地球と似たようなモノだから、問題外。 惑星探査には軽い宇宙服が必要
2. 関節が動かしにくい
 人形(昔のりかちゃん人形か怪獣人形)の肩を想像してみましょう。腕をぐるりと回す事はできても、それ以外の方向に向ける事は出来ませんよね。 宇宙服の関節部もこれと同じような動きしかできません。だから関節を複数組み合わせて、いろんな方向に動かしているそうです。 肩一つにしてもスムーズに動かすにはコツがいる訳で、結構大変。
3. 手がつらい・・・
 外は宇宙空間、真空なので、当然手袋はパンパンに膨れ上がっています。(ゴム手袋に空気を入れて膨らました様子を想像してみましょう) 物を掴む時はそれを指の力だけで曲げなければなりません。言うなれば、「大リーグボール養成ギブス指用」を付けて作業をするようなもの。 これを長時間行うのは大変なようで、船外活動ではまず握力がなくなってしまうそうです。宇宙飛行士を目指すみんな!指の筋肉の訓練は欠かせませんぞ?
この他にもいろいろ面白いお話を聞く事ができ楽しかったですが、あの切手にサインをもらうのを忘れていたのは不覚でござった!

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