存在ごと消されてしまいました。。。
1966年(発行日ご存じの方お教えください)北朝鮮
北朝鮮の医学者 金鳳漢は、1961年8月「経絡の実体に関する研究」という論文を発表。経穴(ツボ)を科学的に解明したというこの「鳳漢(ボンハン)学説」は北朝鮮国内で大絶賛され、映画や切手(大盤振る舞い8枚連刷!→)も作られた。 科学切手としては説をキッチリ説明しようとしたデザインになっており好感は持てる(自分ハングルは読めないので詳細は不明)
しかし、彼の学説は完全にガセ。
例えば説の中で、経穴に「特別な器官」(切手内では黄色いポッチ?)があるのを発見したというのがあるが、 つくば時代の切手仲間で早逝された大沢秀雄氏*によれば「そんなものは未だに見つかってない」との事。
問題が露見するとまぁ当然のごとくというか何と言うか、学説も金本人の足取りもその後杳として知れないって話に。。。 切手もまた無かった事にされ、本国北朝鮮の切手カタログにすら載っていないそうです。政治的立場の問題もあったようですが、そこら辺は詳しく無いので専門の方お任せします。郵便学者・内藤陽介のブログ参照
*: 筑波技術大学準教授 筑波技術大学は視聴覚障害者・聴覚障害者を対象とした専門の大学で、大沢氏も研究の傍ら学生さんに生理学を教えていたので、まさに現場も知る専門家。この切手は大沢氏の遺品で、自分がつくばを離れる時奥様からプレゼントいただいた物です。大沢ご夫妻ありがとうございます。先生のマッサージ気持ちよかったです by 肩こりじいさん念のための注:ボンハン学説は誤りであったが、経穴を始めとする東洋医学が誤りであるという事を意味するものではない。前ページでの金教授の業績は否定されたが、再生医療技術はES細胞もiPS細胞も実用化への歩みを進めている。