レントゲンさん

Rg レントゲニウム(Roentgenium)

     原子番号:111

 名前が決まって良かったね
X
 元素名と元素記号はヴィルヘルム・レントゲンにちなんだもの。 彼は1895年11月8日にクルックス管(右切手右上 真空放電装置の一種)から目に見えない未知の光が出ている事を発見し、X線と命名した。(健康診断の時に受けるレントゲン写真はX線を使って撮影しています) この功績により1901年の第1回ノーベル物理学賞を授与されています。

 この元素はドイツの重元素研究の雄・重イオン科学研究所(GSI)で1994年12月8日にわずか3原子の272Rg生成された。(それも半減期が1.5秒しかない!) その後追試で再確認され、初報がレントゲンのX線発見の約100年後(若干サバをよんでます)という事にちなんでこの元素名となりましたとさ。

 ちなみにこの名前がつく前は仮の元素記号がUuu、名前に至ってはウンウンウンニウムというトイレに入った便秘の人の 声みたいでした。

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