エジソンといえば「天才とは99%の汗(努力)と1%の直感」で有名な発明王。彼の発明した物を列記してみると、白熱電球(フィラメントには京都八幡男山付近の竹の繊維も使用)・蓄音機・映画撮影機・電話の炭素送話器・アルカリ蓄電池などなど・・・。 エジソンが特許の数は1200以上もあり、<メロンパークの魔術師>とあだ名されました。こんな彼は小さな頃から「疑問に思ったら即試す」という子供であって、「火は何故燃えるのか?」を実験しようとして本当に火事を起こしてしまったりと、なかなか傍迷惑な子供であったそうな。 万事こんな調子だった為か小学校では頭が悪いと見なされ、たった3ヶ月で辞める事に。(その後は母によって教育された) その後の事はここで書くまでも無く、発明王の名声を欲しいままにする事に。
このエジソン学校推薦図書にされそうな人生を送ったように思われていますが、結構大人気ないところもあったようです。 それが交流発電機や交流モーターそして高電圧を作り出すテスラコイルの開発者、もう一人の発明王テスラとの「交流・直流闘争」です。 そもそもこの二人何から何まで違っていて、同じところといえば二人ともアクの強いという点、当然相性も最悪。この交流推進派の急先鋒テスラがエジソンの会社で働いていた時もありましたが、エジソンは「交流は危険な電気」と毛嫌いし、直流発電機の開発のみを命じました。 そんな状況下でもテスラはいろいろな問題を解決しましたが、エジソンがその報酬を払わなかった事で、さすがに失望し1年もしないうち会社を辞めてしまいました。
さらにエジソンは交流のイメージを失墜させる為、動物愛護協会の人が聞いたら卒倒しそうなえげつない実験(自主規制)を繰り返し、さらに(アメリカで死刑に使用されている)電気椅子に交流を採用するように働きかけ、実際にそうさせています。 でもエジソンさん
「直流でも電気椅子できますよ」 もうお判りの事と思いますが、この喧嘩、結局交流の勝利に終わり今やどこの家庭のコンセントにも交流で電気が来ています。