熱中するのも命がけ アルキメデス(BC287〜BC212)
皆さんも本を読んで電車を乗り過ごしたり、ゲームをやり過ぎて夜が明けていたなんて経験はあると思います。
万事論理的でソツの無いなんて思われがちな科学者ですが(えっ?思ってないって?それはご明察)、実は皆よくやらかしてるんですよこれが。
例えば、ギリシャ時代最高の学者アルキメデス。
王様から「この王冠が本当に純金で出来ているかどうか調べてくれ」言われたものの、王冠を壊したり溶かして調べる訳にもいかず・・・と考えながら湯船につかった時、溢れるお湯を見て閃いたのが「アルキメデスの原理」。
よほど嬉しかったのでしょう、そのまま素っ裸で町を走り回ったそうな。 そのお陰で王冠に銀が混ぜられている事がバレ、王冠を作った飾り細工屋は処刑されたそうで。(合掌)
また、この他にもアルキメデスいろいろと発明発見(左切手の螺旋型汲み上げ機も彼の発明)をしています。
第二次ポエニ戦争(BC218〜202)でも彼の考案した科学兵器がローマ軍を苦しめました。 時のローマ軍総司令マルケルスはアルキメデスの才能を惜しみ彼を捕縛すべく彼に莫大な賞金をかけました。
兵士達はアルキメデス大捜索を開始。
するといかにもみすぼらしい老人が地面に図形を描いているのを発見。 そこで兵は無作法に老人にこう問いました。
「こら、じじい。この辺にアルキメデス先生という偉い人がいるのを知らんか?」
「それよりその私の描いた円を荒らすな!」
怒った兵士は手に持っていた剣で・・・。 そしてそれがアルキメデスの最期の言葉になりましたとさ。(再度合掌)
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