今では定説になっていますが、フッ化ナトリウムは虫歯予防に効果があり、 歯磨き粉(アイスランド切手の歯磨き粉チューブにはフッ素に由来するFluorの文字)や国によっては水道水(WHO推奨)に添加されている。 (歯のエナメル質成分ハイドロキシアパタイトと反応してフルオロアパタイトを形成させて歯の耐酸性を強化すると考えられている)
1977年に発行されたブラジルの第3回国際歯科学会議切手には「NaF」と共に蛇の巻き付いた杖が描かれている。 この杖は歯科学のシンボルであるカドケウスであり、発行当時にはもうフッ化ナトリウムが虫歯予防に効果がある事が通説になっていたようである。
(1945年にミシガン州ランドラピッズで水道水に水道水にフッ化物添加を行ったという記録もある)
ただし過ぎたるは何とやらで、過剰に使用すると斑状歯になる。(日本では水道水中のフッ素イオン濃度は0.8ppm以下に規定)