DNAとは遺伝を司る分子で、デオキシリボースとリン酸、塩基からなる左の分子がその最小単位(Deoxyribonucleic acid)です(結合距離は無茶してますが)。
リン酸とデオキシリボースは交互に結合して高分子になり、塩基で向い合せに並び、ねじれた梯子状の二重らせんを構成します。(右切手参照)この二重らせん構造はワトソン、クリックらによってDNAのX線回折パターンから証明され、遺伝子の複製・転写などのシステムが分かりました。地球上の生物のDNAはすべて右巻きのらせん形であるが、なぜ左巻きが無いのかは未だに謎である。
この二重らせんはさらに折りたたまれ下の切手のような染色体となります。