キシレン・メシチレン

   ペンキの溶剤(シンナー)にはベンゼン環にメチル基が一つ付いたトルエンや2つ付いたキシレンがよく使われています。 しかしこの二つの化合物はそのガスを吸ったりすると酩酊感や興奮が起こります。しかし、これは脳に悪影響を与え失明や難聴はては精神の異常まできたす危険な前兆でしかなく、試薬としても劇物指定されています。
キシレンと何故かメシチレン?
 そこで作られたのがこのエコー葉書。書いてある通りシンナーを吸うなど麻薬をやるようなもので、ほぼ自殺行為なので絶対止めましょう

 ところが、デザインされてる分子はm-キシレンとメチル基が3つ交互に付いたメシチレン

 メシチレンは沸点が高い(165℃)為、普通シンナーには使われませんし、劇物指定もされていません。多分トルエンとする所をメチル基がいっぱい付いてる方が危険だと勘違いしてデザインされちゃったと思われます。でも劇物指定されてなくても好き好んで吸ったりしないのが賢明ですが



[紙の上の分子達]  [科学切手の世界MENU]  [Top Page]に戻る