テルルとミュラー
ミュラーさんとテルルとその電子配置

Te テルル(Tellurium)

故郷は地球      原子番号:52 原子量:127.60

 故郷は地球

 テルルは、1782年にオーストリア鉱物学者のミュラーにより発見された酸素族に属する半金属元素。ウランを発見したクラップロートにより、ラテン語の地球(Tellus:ローマ神話では大地の女神)に由来して命名された。(ウランもクラップロートにより10年程前に発見されてるが、その名前は当時発見された天王星(ウラヌス:ローマ神話の天の神に由来)から来ているが、テルルはそれに対抗している)
DVD
 テルルが主成分であるゲルマニウム-アンチモン-テルル合金はレーザーで一瞬で結晶構造をアモルファスへと変えることができるので、DVDのような書き換え可能な記録材料に使われている。あまり知名度は高くない元素だけど、意外と身近な所で活躍してます。

 また、テルルが体内に入ると呼気・汗・おならなどがニンニク臭がするようになるそうです。これは同族の硫黄化合物(例:H2S)が臭いのと似たような現象のようである。


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