水滸伝ヒ素毒殺事件

打虎武松
 梁山泊の好漢主要メンバーに天傷星 行者 武松というのがおります。この男義侠心に篤く腕っ節もめっぽう強く、酔っ払っているのに人食い虎を張り倒して退治してしまうという剛の者。(左切手) しかし兄の武大の方は実直なのだけど対照的に全くパッとしないで近所の人々に馬鹿にされているという可愛そうなありさま。
 さらに可愛そうなことに、カミさん潘金蓮とその愛人西門慶(薬問屋の若旦那)に亜ヒ酸(砒霜)で病気に見せかけて毒殺されてしまいます。 兄の夢のお告げでこの二人が怪しいと思っていた武松だが証拠がない。 そこに現れたのが葬儀屋の何九叔。 取り出だしたるは武大の骨片。 その骨と何の証言から毒殺の確証を得た武松は復讐を果たすという事にあいなります。
 しかし仇討ちとはいえ罪は罪。 自首した武松は流罪となり、その後は運命の波に翻弄されて梁山泊へという次第になりますが、詳しい内容やそれ以降の話を知りたい方は水滸伝を読んでみてください。(結構キっツイ話もありますが)

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