アミノ酸の構造

アミノ酸

  アミノ酸はたんぱく質の構成要素である。 その共通構造はカルボキシル基(-COOH)とアミノ基(-NH2)を炭素を介して繋がっており、その炭素に繋がる他の基(-R)によってアミノ酸の種類は決まる。(天然アミノ酸は27種)
 このカルボキシル基が他アミノ酸のアミノ基と結合して行くことにより重合化してたんぱく質を構成している。(たんぱく質はアミノ酸のポリマーとも言える)
 したがって、たんぱく質分子のアミノ酸配列は多種を極め、これがたんぱく質の性質を決定している。



グリシン

グリシン

  アミノ酸のうちでも最も単純な構造の分子。

Rは水素なので不斉炭素も存在せずD体L体といった光学異性体も存在しない。
普通のたんぱく質の中には意外と少ないが、特に女性に人気のコラーゲンなどに多く含まれている。



システイン



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